カキ小屋の後に続く新業態「シーフードBBQ」がスタートするまでの苦悩と挑戦を2部構成でお送りします。
こんちは、天神店のしょうたです。
いつも釣りの記事ばっかりでこいつ仕事してねーなみたいになってないか不安なので、たまには仕事を記事に。
天神店で毎年冬時期にやっているカキの食べ放題が出来るカキ小屋ですが、毎年3月の中盤で開催が終わり、通常であれば元のざうおの業態に戻すのですが、せっかくこういう炉端業態をやっているのに何かチャレンジしたいなーと思っていたわけです。
去年も何かチャレンジしようと色々模索したのですが、「カキの食べ放題」という商品力に見合うイメージを作れずに断念。
今年はあらかじめテーマをいくつか設けていました。
① 面白いか(ここ一番大事)
② 焼きしゃぶ(響きでなんとなくやりたい)
③ カキという商品力が無くなった時、サービスと料理の見せ方でいかにそれを超えるものを作れるか
④ そして面白いか(大事なので2度言う)
ここからこの散らばったピースを一枚のパズルにしていくという苦しみの工程が始まるんです。
まだこの時点では思い描く完成イメージはぼんやり。
まだこの時点では思い描く完成イメージはぼんやり。
何となくお客様とスタッフが一緒にワイワイやっているざうおとはまた違った楽しさを共有できているイメージはある。
料理を試作しながらサービスのイメージを膨らませる。
まずはこれの繰り返しでぼんやりしたイメージのピントを少しずつ合わせていく。
まずはこれの繰り返しでぼんやりしたイメージのピントを少しずつ合わせていく。
早速色々作ってみる。
新玉葱をじっくり加熱してあの感動的な甘さを味わってもらえないか。
耐熱フィルムで視覚でも楽しんでもらえないか。
アヒージョはどうよ?お客様の前で料理をしながらトークを弾ませるような感じはきっと面白いはず。
この時、新業態でのお客様との距離感をどう取るかが重要になると感じる。
釣った魚を焼きしゃぶにできるのはどうやろ?
BBQでしか味わえない焼しゃぶ…いい感じがする
BBQでしか味わえない焼しゃぶ…いい感じがする
例えば味付けが2種類あって、
さらにどっちの味付けにもあうソースが5種類ある。
これだけで10通りの食べ方を楽しめる。面白そう。
炭のコンロだと張り付くのでフライパンでさっと炙る。
あっ、ここも軽いレクチャーを入れるようにすれば距離感を縮められるな。
作りながら方向性が決まっていく。
・今回は和より普段やらない洋に振っていこう
・お客様との距離感が近くなるような料理の仕立てにしよう
・釣りを絡めるか?焼きしゃぶという料理の差別化はできるけど、ざうおとの差別化で考えると止めた方が良いかな?
苦悩の日々が続く…
焼きバナナとかデザートでどうやろ?それも圧倒的に甘いやつ。
こう最後に目の前でホクホクの皮を剥いて、固まるチョコをかけて甘いバナナとパリッとしたチョコのハモニーを…
あったかいバナナに掛けてもチョコ固まらん。
凡ミス。ぐはっ。
それに最後にしてはちょっと重いね。
それに最後にしてはちょっと重いね。
マシュマロ焼いたり、焼きしゃぶのソースを作り直したり、売価や原価の事を考えたり、
ある程度形になってもそれが本当に面白い感じになってる?という自身への問いかけでボツになったり。
苦しい・・・
けどそんな自分が好き
試行錯誤を繰り返すこと2週間ほど、ある程度納得のいくものが出来上がったのでお店のガールズを捕まえて試食してもらう。
評判は上々。
ぼんやりとしていたイメージが固まってきた。
ぼんやりとしていたイメージが固まってきた。
本当に面白いものになってるの?
という自身の問いかけに今はこう答えます。
という自身の問いかけに今はこう答えます。
スタッフが、お客様が楽しいを共有できる業態になると自分は信じられる。
そしてそれはまだ途上、この後のロープレや意見交換の中でそれはより良いものになるはず。
勢いでもう撮影までやってしまう。ブホー
ある程度入るであろうメンバーに一通り業態の説明とコンセプト、そしてこんなお店にしたいという熱を伝える。
そして今、少しずつロールプレイングをしながら皆の意見を取り入れつつブラッシュアップしている最中。
この記事を書いてるのが3月2日。
あと2週間で新規の案内からプレオープンまでの計画と必要な備品の購入、レシピ作成、発注から仕込みに至るまでを急ピッチで調整中!
やるでー。。
次のブログでは業態の発表と営業中のスタッフの輝く姿をお見せできると思います。
お楽しみにー。
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