釣船茶屋ざうお

こんちは。ざうお・天神店のしょうたshota2です。

今、僕は西日本エリア(本店、福重店、難波本店、天神店)の季節のフェアを担当させてもらっています。
 
今回のブログは、春のフェアがスタートするまでをご紹介したいと思います。
 
 
 
 

ザクッと過去のフェアを少し、、
 
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夏の穴子フェア、秋の味覚フェア、デザートフェアなんかも
 
 

お客様に喜んでいただく為と、このフェアがスタッフとお客様の距離を縮める為のコンテンツになればいいなと思って取り組んでます。
 
そして同じフェア内容をやらない縛りを自己の成長の為自分に課しております。
 
 
 
普段自店で組む季節毎のコース内容と違い、フェアは広域になるので、
 
① 安定供給があり、尚且つ適度な数量でやり取りできる
② 週間、できればデイリーで対応できる配送のルートがある
③ 家庭で料理時間・値段等で普段から中々口にしない特別感がある
 
この3つはとても大事であり、ない頭を悩ませるタネでもあります。
 
 

≪フェアスタートまでの基本的な流れ≫

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今まででも本店は市街地から離れてる為配送の問題で、福重は店舗キャパからロットの折り合いがつかず、といった諸問題の部分がクリアできず断念したフェア案件も結構あったりします。

んで、今回の春のフェアを何にしようかなーと
 
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う~ん…
 
 
 
 
 
 
 
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去年はあわび、一昨年は鯛、その前は生カキと車海老
 
 

あっ。意外かも知れませんが実は魚が一番難しいんです。

安定供給の面から時化だったり、急に獲れなくなったりと不確定要素が多すぎるので、いざフェアにしたけど、スタートしたら魚入らんとかあってはならないですからね。

今は冷凍技術も発達していて、CAS冷凍やプルトン冷凍の魚なんかは昔からは考えられない品質ですので、そう遠くない将来、今まで使えなかった魚でのフェアを組める日もやって来るのかも知れませんね~。
 
 
 
 
 
で、ある日
 
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お取引先の協和商工の湯藤さんがふらっと営業にきました。

yuto

湯藤:「料理長、今お捜しの商品とか困り事とかございませんか?」

shota

しょうた:「ちょうど春のフェアを何にしようか考えてるんですけど、中々良い食材が見つからないんすよ」

yuto

湯藤:「つい先日、馬肉を扱う専門業者と商談したんですが、宜しければ紹介しましょうか?」

shota

しょうた:「馬か!その発想はなかった。そう言えば久しく扱ってないし桜肉とか言うし、家でも中々普段からガツガツ食べんし、いいやーん、紹介してちょ。」


いや、ほんと業者さんからこういう提案を受けてフェアに至るケース多いんで、天神店は取引業者さんの数が全店で多分ダントツ多いと思います。
 
意図的に増やしているし、原料、食材としての提案はいつでも大歓迎ですよ。っていってありますからね。
(ちなみに既製品は全然興味ないので、2番手のあきらさんに丸投げ)
 
つなぐ為に発注を割り振ったり、大変ですけどやる意義はあるよね、、
(多分大変なのは発注する下の奴ら、許せよ)
 
 

≪試作・提案≫

そんで早速試作
 
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馬刺し盛り合わせ

赤身、上赤身、フタエゴ、コウネ。いいね!うまい。

 
 
 
 
 
 
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桜ベーコン

フタエゴを桜のチップで燻製にしたもの。いや、うまいよ!酒のアテにもいい!

 
 
 
 
 
 
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桜納豆

馬のタンパクな味と塩昆布の旨味がマッチするかなと思ったら、ドンピシャ。

 
 
 
 
 
 
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うまんちカツ

馬のメンチカツ。ネーミングのセンスがどす黒く光る
 
 
 
 

スコスコ決まっているように見えて、何度も量や金額のバランスを見てあれこれ考えながら試作を繰り返しています。
 
そして、ある程度メニューの目途が立ちました。

あとはレシピや金額を作成し、いよいよ各店の料理長達に提案です。
 
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この瞬間いつも一番ドキドキします。

料理でも人生でも先輩方を相手に、若輩者の私めが物を言うのに緊張しないわけないですよね。
(そういう控えめな自分が好き。)

 
 
 
 
 
 
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一生懸命想いを伝える。

 
 
 
 
 
 
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こうした方が良いんやない?とかアドバイスもいただきながら…

 
 
 
 
 
 
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発注やレシピについて説明し、今回も無事OK頂きました!
 

≪決定・開催≫

次はいよいよ撮影とPOPの作成です。

ここでなくてはならないこの男
 
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デザインの辻さん。

ハスキーボイスすぎて電話越しだと声が聞きとれないので、連絡手段は基本LINEです。
 
今回のフェアの概要とPOPのイメージを打ち合わせの後、早速撮影に取り掛かります。

 
 
 
 
 
 
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撮影は2年ほど前から辻さんが撮るようになりました。

未経験にも関わらず快く引き受けてくれたんですが、傍で見ていると、どんどん上手になっているように感じます。
 
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未経験の事でも、より良いものを作るために試行錯誤しながら挑むその姿勢に、僕はけっこう刺激をもらっています。

段取りがたまに微妙な時があるけど、仕事に対する心の持ちように共感する部分が多いので、僕けっこう好きです、辻さん。
(うちのやつらにも見習ってほしいもんです)
 
 
 
 

そしてPOPのイメージは毎回手描き。イメージを伝えて、仕上げてもらう。
 
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これが…

ジャンッ!
 

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こうなる。。


POP完成!

うむ。間違いない。(キリッ)
 
 

こうして各店舗に配布されフェアが始まります。

4月から品数限定になりますが、福重店、本店、難波本店、天神店にて春の馬フェアを実施しております。
 
是非一度ご来店くださいませー!
 

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