こんにちは!副社長の拓也です。
先日、手もみ茶作りの体験をさせていただいた「高梨茶園」様から、
「ざうおオリジナル煎茶を作りませんか? 」とありがたいご連絡をいただきました。
(お茶作り体験の記事はコチラ)
オリジナルで作れるなんて…!
すぐに神奈川県 秦野市「高梨茶園」さんへ出発!
新茶のシーズンで大忙しの中、「ざうおオリジナル煎茶」の試作や試飲をさせていただきながらご提案いただけるというお話。
ご迷惑を承知で、こんな大人数↑での参加!
秦野の空気は綺麗で澄んでいて、心地の良い日和のなか、早速茶畑の見学をさせていただきました。
一番摘みの収穫は終わり2番茶の芽が出てきています。
茶葉の品種の説明を聞きながら、樹の成長具合や良し悪しの見分け方などを教えていただき、早速、試飲会を開催していただきました。
その前に、「高梨茶園」のみなさんをご紹介します。
高梨 孝さん 三代目・園主 家業を継いで30年余りにもなる今も、茶づくりへの探究心や情熱が変わることがない。 「おいしいお茶を作るためにできることはすべてしたい」 厳しそうな雰囲気ですが茶目っ気があって優しい三代目! |
高梨 晃さん 四代目 全国に130名ほどしかいない「手もみ茶教師」で、神奈川県では唯一の資格保有者。 茶づくりの名人・宮城稔氏に師事し、今も技を磨き続ける。 「毎年1年生」と、とても強い信念を持っているが、謙虚な人柄が印象的。 |
高梨 友美さん 四代目夫人 伝統的な側面だけでなく、現代風にお茶を活用して裾野を広げることに尽力されている。 高梨農園の縁の下の力持ち。 気づかいがあり優しく、明るい夫人。 |
秦野のテロワールを茶葉で伝えたい
四代目: |
ワインに現れる葡萄畑の気候・地勢・土壌の個性を“テロワール”と言いますが、お茶も同じなんですね。
ありがとうございます!それでは早速!
これだけの茶葉の品種を試飲するのは初めてです!
左から『香駿』、『おくみどり』、『山の息吹』、『はるみどり』、『さえみどり』、
そして一番上は今年の手もみ茶。
『香駿』:独特な香りが特徴、桜葉のような香りで口に含むと香りのある甘味と爽やかな渋みが戻ってくる。
『おくみどり』:クセがなく水色も綺麗でさらりとした甘味とスッキリとした渋みが口に広がる。
『山の息吹』:軽やかな香りで渋みは少なく、後口に旨みがひろがる。
『はるみどり』:水色は鮮やかな緑色で渋みも優しく旨みが強い。
『さえみどり』:はるみどり同様に水色が綺麗で、芳香良く、爽やかなうま味がひろがる。
手もみ茶:まだ出荷はする前で最後の火入れをしていないフレッシュなものとのこと。
新緑のフレッシュな香りと奥深いうま味が口いっぱいに広がって滋味深い。
2煎、3煎と様々な顔を見せるとても美味しいお茶でした。
僕らが以前体験して作った手もみ茶とは全く異なるほどの品質。
作り手でこんなにも変わるもんですね!(当たり前か(笑)!)
お茶のブレンドを合組(ごうぐみ)というらしく。
数種類のお茶を組み合わせて互いの個性を補い高め合うようにするとのこと。
ブレンドも検討していましたが、「おくみどり」のスッキリとした渋みとさらりとしたうま味が魚料理に合うと、一同一致の見解で「おくみどり」をざうおオリジナルにしていただこうと決定しました!
世界で日本茶はブームになっている!
最近はペットボトルの日本茶など、お茶にお金を払うことが普通になってきました。
しかし残念なことですが、依然、日本ではお茶は無料で出てくるものという雰囲気があります。
ニューヨークに行くと、食後にコーヒーやエスプレッソと同じように煎茶や抹茶がメニューに記載してあり、イタリアンを食べた後、デザートとともに煎茶を飲んでいる方を多く見かけました。
そのように海外ではお茶はブームになってます。
雑誌「Discover Japan」では、「世界はすでに日本茶の魅力に気づいている。」と題した特集が組まれるほど!
僕らも少しでも日本茶のことを勉強して、生産者の想いやお茶の魅力、楽しみ方を伝えることができるよう頑張ろうとつくづく感じた体験でした。
ざうおの新宿店、渋谷店、目黒店、所沢店では、今オリジナルで作らせていただいた高梨茶園さんのお茶「おくみどり」と、お茶漬けを提供させていただくこととなりました!
ご来店の際は是非!!
カテゴリ