最初はほんの軽い気持ちだったんです。
風の噂で渓流釣りが3月1日から解禁だって聞いて、ヤマメ釣って塩焼きにして食べよーみたいな・・・
気がついたら崖を下り、藪をかき分け、全身汗だくの体中傷だらけになりながら、涙目でヤマメを探すそんな僕らの釣行記。
九州の渓流釣りについて・・
3月1日~9月30日までが解禁日。各河川を管轄する漁協によりヤマメ、アマゴの放流が行われており、 遊漁券を購入しゲームを楽しむ流れ。
その地区で○○センチ以下リリース、ルアー禁止、バーブレスフック限定等の
ルールが設けられているので事前に確認が必要。
ヤマメについて・・ ・
学名山女魚。
海に下りず、一生を河川で過ごすサクラマスをそう呼ぶらしい。
北海道から九州までの川の上流の冷水域に生息するようで、体の側面に上下に長い木の葉、小判型の模様が特徴。
そして登場人物
しょうた:シーバスバリバリやってますから。小物は自信あり! |
オガチン:バス歴10年以上 |
うっちー:元キッチンクルー。今回初の外部から招集。オガチンのバス仲間でもある。 |
4月某日
朝7時に天神店集合。今回は佐賀県嘉瀬川を目指す。フライフィッシングやテンカラの餌釣りの方が釣れると思うんですが、それ用のタックルを持ってないので、今回ライトタックルでルアーフィッシングです
。
道中・・・
しょうた:「軽くヤマメ釣って、火を起こして焼いて食べようぜー。大自然の中で食べるヤマメ絶対うまいと思うね」 |
オガチン:「何か渓流釣りって3gくらいのスプーンとかミノーが主流 みたいなんすよ、、、さすがにバスでは使わないんで感覚をつかむまでが難しそーすね」 |
うっちー:「今日行く嘉瀬川は割と規模でかいし、放流の数も多いって聞いてるんで釣れると思いますよー。ヤマメとかどんな引きするんか楽しみー」 |
しょうた:「ほら、シーバスやバスと違って、ヤマメやら流れに100%頭向けとる けん、ルアーを上流から流していく感じでいけるやろ?俺らの今までの釣りのノウハウがあればいけるくさ」 |
しょうた:「あっ。山の天気は変わりやすいし、河川は流れも速いけん 安全第一でいくけんねー」 |
↑↑↑
皆さん、ここ覚えておいてください
そして一行は佐賀県嘉瀬川に到着 観光案内所で遊漁券を購入し、管轄の河川を早速さぐっていきます。
おー雰囲気いいや~ん
ウェイダーを装備し、沢を上流に上がる
1か所目
2か所目
そして回ること10か所・・・
ヤマメ、、おらんくね?
オガチン:「本当に放流してるんすかね?」 |
うっちー:「4000尾放流ってネットに書いてあったよ。けど、あたりもしないしね…。初体験やけん、何かやり方が悪いんすかね?」 |
しょうた:「わかった!今まで釣り人がいっぱい来よったはずやけん、スレとんよ。人が入らんとこにスレてないヤマメがおる!!人が入らんとこを攻めよう」 |
いくぞー!
あ、、
いや、行くぞー!
いや、行くぞー!
ここをよじ登ってー
これ、下の水面まで10m。落ちたらやばいぞ
えっ?行きがけ安全第一とか言ってました?
記憶にございません。 (昔の政治家風)
そしてたどり着いたポイント
ここ、、、絶対おるやろ
上流を登りながらどんどん奥地に入りだして2時間、、 人の気配はまるでしません。
一気にテンション上がって、キャストを続けること1時間程。。。
ちょっと、、、おらんやん(-_-メ)
てか渓流ってこんなきついの?また今からここ戻るのか、、
帰りに他の釣り人に聞いたら、3日1日の解禁日にどっと人が押し寄せるようです。
しかもルアーとか誰もやってないらしい。。
こうして第1回はノーバイト、ノーフィッシュ。
ギー。むかつくー!!
で、懲りずに1週間後、朝6時集合
もう嘉瀬川はやめた。
いやーあれからヤマメについて調べましたよ。
ヤマメは常に水面を意識しているようで、水面に落ちてきた虫とかをぐわーっと食べてるらしいんですよ。
前回はスプーン一辺倒やったけど、ミノーの方が有効ぽいです。
で、買っちゃった。
そして現場到着!
やりまっせー。
雰囲気は良いんですよ。
問題はヤマメがいるかどうか神様に祈りながら、上流に向かって沢を登っていく。
1か所目
2か所目
もうこの時点で人の気配はなし。
もうこの時点で人の気配はなし。
そして10か所目くらいのこのポイント
オガチン:「あ!ルアーにチョイスしてきた!何かおるっす」 |
しょうた:「マジ?死ぬ気でかけて!釣果ないとブログにならん。結果出さな俺が怒られるー」 |
オガチン:「あっきた。。」 |
ん?何これ?アブラハヤ?リリース!
でも見てやってください。
2日もかけて全身打撲と筋肉痛の末のこの釣果。
僕らには何にも得難い瞬間ですよ。
ヤマメーはどこやー
ヤマメー
ヤマ、、、メー!!
(何でこういうイラストって可愛く書いているのか不思議…)
あっ、ちなみにしょうたとうっちーにもきました。
ハヤの稚魚が、、
人は極限状態で魚を釣るとこういう顔になります。。
川の流れって思ってた以上に強いです。
オガチンは一度結構な勢いで流されました。
で、いきついた最終ポイント。
ここでダメやったら、今日はタイムアップです。
で数投目にその瞬間は訪れる。
うっちー:「きたっ!!ヤマメ釣れた!!!」 |
おー、すげえキレイ。
渓流の女王の名に恥じない風格、、
この1匹の為に俺達はどれだけの労力を、、、
この瞬間は3人にとって特別なものです。
そしてオガチンにもヤマメが、、
あー表情がいいねー。今までの大変さと釣れた喜びを物語っていますねー。
そしてしょうたはまたハヤの稚魚です。
えっ?これ流れ的にヤマメでしょ?
(もう一度いいます。人は極限状態で魚を釣るとこんな顔になります)
(もう一度いいます。人は極限状態で魚を釣るとこんな顔になります)
一人だけ釣れなかったしょうたは、ヤマメ用に買ったタモに採取したクレソンを入れ、ムシャムシャ食べながら沢を下りました。
クレソンって涙の味がするんですね(*´з`)
釣ったヤマメですが、まだ小さかったので今回はリリースしました。
もう少ししてより大きくなったヤマメを食べようと3人で話し、帰路につくのでありました。
今回勉強した事
・有名な河川は解禁日に行くべし・そうじゃない河川にもさがせばヤマメはいる
・人が入らん場所に行こうと思ったら、渓流ってそうとうハード
・スプーンよりミノーのほうが反応がある
・水辺にクレソンけっこう生えとる
・クレソンは涙の味がする(笑)
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