もう止まりません・・・そしてマニアック路線です
第1回→ スーパーライトジギングで五目釣り
そして今回、第3回は青物。。。
七里や勝本まで行くようなガチ青物は、オフショア初心者には敷居が高すぎるので、近海での青物狙いジギングをお送りします。
ところでロッド・リール等のタックルは、狙う場所(水深、地形)や魚種で大きく変わる事を皆さんは御存知ですか?
シーバスだけでも港湾、サーフ、で微妙にかわり、僕の最終目標でもある磯でのヒラスズキなんぞは全くの別物なんですよ。
特にオフショアジギングはライトといえども100g以上のジグを延々しゃくり続けるので、タックルバランスが悪いとものすごくきついんです。
なのでこれから狙うオフショア青物に必要なタックル選考にあたっては、慎重かつ大胆に考える必要があるのです。
【狙う魚種】
本命は5㎏以上のヒラマサorカンパチです。
こやつらはヒットした後海底の根に潜ろうとする習性があるらしいので、それを受け止められるパワーがいる。
【場所】
恐らく玄海島沖とかの近海ゲーム。水深は40m前後。
ドテラ流しの場合は大体水深の2から3倍くらいのジグが目安らしい。
100-200くらいのジグを使う事になりそう。
この重量のジグを使うロッドとなると、3-4オンス級のジギングロッド。
今回はベイトではなく初心者フレンドリーなスピニングを前提に考える。
そして使うリール。一日中しゃくり続けるジギングゲームではリールにかかる負担がものすごく大きい。
この時点で自分の中では廉価リールクラスははずれる。
青物の突っ込みを耐えるギアの強度、PEでいえば理想は3号を300巻けるキャパと最低でも8キロ以上のドラグ値、欲張りにいえば将来的に磯でのヒラスズキにも兼用できるものが良い。
そして予算は全部込み込みで4万(もちろん自腹、お小遣い2か月分、ワオ)
私はタックル選考の際、その商品スペック、他者のインプレ、狙う場所、狙う魚種を脳内で合体させる「脳内釣行」という変態スキルを持っています。
脳内釣行を行い、予算も鑑みて出した結論は、、
ロッドはグラップラーのs603か604。(604ははりが強すぎてしゃくり続けるのけっこうきつかったので603になりそう)
リールはダイワブラスト4000かシマノバイオマスターsw6000。(ジギングのみならローギア、ヒラを見据えるならハイギア。4500ローギアの手もあるが脳内釣行では重量バランスが良くなかった)
くどいようですが予算はロッド・リール込みで4万なので、ギアが上位機種と同じバイオマスターに心が傾きつつ熟考しながら、おなじみのポ○ントへ向かう。
そして
なぜかキャタリナ4000H購入。リールだけで予算オーバー
ロッドはまだ買ってません、、、
ジグもフックもまだです。今手元にはリールしかありません。
違うんですよ!バイオマスターで良かったんですよ。そのつもりで行ったんですよ。
ラインキャパもあるし、ドラグも強そう、インプレでもぼちぼちやしスタートキットとしてはちょうど良いんですよ。
ただ・・・
デザインが決定的に好みじゃない・・・
※個人的な嗜好です。シマノユーザーの方、気を悪くなさらないでください。
練りに練ったタックル選考と購入計画はなんだったんだ。
オフショア熟練者の先輩方はきっとあー釣り人あるあるやねー、おもろいけど。
どうせやったらステラいったらもっとパンチきいておもしろかったのに。
swの18000とか買ってくさ。えっ?散々青物の話しよったのにマグロなん?
くらいせないかんばい。と優しく微笑んでくださっていると思います。
ロッドも買った。ジグも買った。アシストフックも自作。大分強い目の構成に。
黙々と作成。
思ったんですよ。そもそも予算ありきで考える事が間違いだったんですよ。
一度しかない人生の中で心の底から興奮し、感動する事ってそう多くないじゃないですか?
釣りでいえばそういうものをもたらしてくれる一匹に出会う確立を下げる愚行だと気づいたんです。
この年になってもそれを味わえる趣味を見つけたのに自分からその可能性を狭くするのはもったいない。
プライスレスというやつですよ。
かっこ良い風な事言ってますが記事を書いてる手は震えています、、お察しください。。。
そして待ちに待った出船。しょうたも気合い入ってます。
実に2ヶ月ぶりのオフショア
※ここからは釣行前日に書いたシナリオ
今までの鬱憤を晴らすようにしゃくり続ける。←残像画像入れる
この時の気合いの入りようを動きが早すぎて残像みたいになってる感じで画像とコメントで説明(船長にしゃくり写真頼む)
ガツ!きた!この引っ手繰るようなバイトはたぶん青物だ!
※魚とのやり取りを書く。ドラマチックに理路整然としながらも情緒溢れる感じで
★画像挿入★
祝。人生で初のヒラマサ。。あとはサイズだけやなー。
※画像はアップで。後々の事を考えると最初は小さめのサイズが物語になるので好ましい。
間違っても10kアップとか釣らないよう気をつける。
思考の変化、経験の蓄積をやがて大物をゲットするまでの成長の軌跡として記事にする事で続編を示唆させ、ただ船にのりたいだけの不純な動機を正当化させる。
というシナリオだったのですが…
実際の釣行
船長:「あー昨日のうねりが残ってるねー。青物ポイントは無理かなー、湾内で根魚して様子見ですねー」
・・・・・・・・・・・予定が崩れる・・・・・・・・
準備したタックルが空しく鎮座してます。イモムシノットまで練習したのに。
スーパーライトジギングになってしまいました。
天候ではしょうがないですが意気消沈、、
定番アコウに
ヨコスジフエダイ。ちょいレア
メイチダイ。結構レア
船上は中々の渋さで、ポツポツとは皆拾うんですがテンションが上がる事なく時間を迎え
船長:「帰りながら漁礁を何箇所か打って帰港しますねー」
その帰りに青物のバイトが他のアングラーにあってラインブレイクしてしまったけど、周りは一気に活気づきジグをしゃくりまくったけど、釣りきれず帰港。
釣果、、しょぼい。
アコウ大×1、アコウ小×1、ヨコスジフエダイ×1、メイチダイ×1
では持ち帰った魚達をお店の皆に振舞うとします。
アコウ大は姿造り。
熟成を考え、〆て下処理してから18時間後に調理。
旨み、食感、ベストバランス。あと半日寝かしても良かった。
メイチダイは〆て12時間後、炙りとそぎ造りで。
脂ののりもちょうど良く真鯛とはまた違う味わい。旨い
魚にうるさいアキラ氏もご満悦。
ヨコスジフエダイは旨いらしい塩焼きに。
皮目は柔らかく、味は上品。イトヨリ鯛のもう少し脂がのった感じ。これまた旨い。
水本もこんくらいの気迫で仕事してくれたら・・
中々普段食えない魚種やけん皆に味見させます
あっという間に骨だけに。
こういう魚って恥ずかしながら僕も食べた事がなくて、市場にそんな頻繁に出る魚でもないらしいので、魚を知るという意味では勉強になりました。
青物はリベンジするとして、そのうち魚の処理と熟成についてや、ざうおの提案する釣り人応援プランなども近く記事にしてみようと思っています。
オタノシミニー
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