釣船茶屋ざうお

武藤 英次

ダイオウイカはおいしイカ?ミステリアス深海魚グルメ!

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NHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」で、深海を悠々と泳いでいる生きているダイオウイカの姿が放送され、その神秘的な姿はいまだに脳裏に焼き付いています。
数メートルにも及ぶ巨体の真ん中の、ギョロリと覗く大きな瞳のインパクトは強烈でした。
幻とも言われるほど希少な存在のダイオウイカですが、2015年には相次いで捕獲され、人々を大変驚かせましたね。

ところで、普通のイカは焼いても刺し身でもとっても美味ですが、ダイオウイカっていったいどんな味がするんでしょう。
ダイオウイカを実際に食したことがある方はいるのでしょうか。
そんな素朴な疑問に応えてくれるイベントが、富山県で開催されていました。

 

●ダイオウイカの試食イベント開催!

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富山県で巨大なダイオウイカが複数水揚げされ、水産加工会社が引取って干物に加工し、無料で希望者に試食として振る舞われました。
10日ほどかけてスルメにされたダイオウイカは、元の大きさの半分に縮んでしまったそうですが、それでも3mもの大きさがあり、なんと数百人分の試食を用意できたそうです。
このダイオウイカ試食会は非常な大人気を博し、イベントの後半では試食も抽選となってしまったほど。

とっても気になる肝心のお味の方はというと、やはりというか「美味しい!」ということにはならなかったようです。
普通のスルメよりもしょっぱく、ちょっと苦味を感じるそうで、食用には適さないうえに、加工が大変すぎて割にもあわないということのようです。
これから先もイベントがない限り、残念ながら一般の方の口に入ることはなさそうですね。

 

●あの魚も実は深海魚だった!知ってるとちょっとだけうんちく自慢できるかも?

ところで深海魚というと、なんだかミステリアスな雰囲気で、普段あまり縁がなさそうな印象がありませんか。しかし実は案外と身近に接しているのです!

深海ギョ!なイメージ!?

深海ギョ!なイメージ!?

 

たらこや明太子って何の魚からとれるかご存知でしょうか。たらこは実はスケトウダラ(介党鱈)の卵巣なのですが、このスケトウダラは水深200~500mの海に生息する立派な深海魚なのです。ちなみにオスからは白子もとれます。
旅館の豪華夕食に供されることの多いキンメダイも深海魚の仲間です。

たらこにキンメダイ…どちらも深海魚なのです

たらこにキンメダイ…どちらも深海魚なのです

 

●これは納得!?あの魚も深海魚

スケトウダラもキンメダイも見た目は普通の魚ですので、なかなか深海魚という実感が湧きづらいかもしれません。
そこでせっかくですから、誰しもがイメージしやすいグルメな深海魚をご紹介しましょう。

それは国民的ヒーローアニメに登場する深海メカのモデルともなった「アンコウ」です。
ペラっと平たい身に、巨大な頭の大きな口にはのこぎりのような歯がぎっしりで、これぞ深海魚といった不気味な姿の持ち主です。

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 あんこう鍋は水戸の郷土料理として有名で、「東のアンコウ、西のフグ」などと呼ばれ、高級料理として珍重されています。
柔らかいあんこうの魚体と、ぬめっとした肌のため、普通にまな板の上で捌くのが困難で、「吊し切り」という、豪快でワイルドな手法が用いられます。
あんこう吊し切り公開ショーも、冬の間行われていますので、水戸に行ったらぜひ探してみてください。

 

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ダイオウイカはよっぽどの機会に恵まれないかぎり食べることはできなさそうですが、いつも普通に深海魚に接しているのかと思うと、ダイオウイカの存在も案外と身近に感じることができるのではないでしょうか。

 

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