釣船茶屋ざうお

ざうお天神店

極度の人見知りを克服!サプライズ寿司職人の道!!

こんにちは、ざうお天神店・料理長のshotaしょうたです!
 

「お客様に喜んで頂くために…」
 
我々飲食に携わる人間は、このお題目の元、
ホールもキッチンも日々試行錯誤を続けているわけですが、時々思うんです…
 
飲食店で働いている人間が、一番成長する時ってどういう時なんだろうって。
 
 
元々僕は接客が大好きで、前職ではサービス業をやっていました。
 
その経験から思うのは、「お客様と喜びや感動を共有できる瞬間」こそが、何より成長できる時ではないかと。
 
どうしても中で仕事をする時間が長いキッチンスタッフとしては、
そんな風にお客様と笑顔を共有できるタイミングをどうすれば作れるか…ずっと考えていました。
 
 
そして考えたのが
 

「お客様の前で握る!サプライズ寿司職人」!!

 
コースのお客様に、ランダムで目の前でお寿司を握る。
 
きっとお客様からの反応や笑顔をもらえるはず!
 
 

さて、誰にやらせよっかなー。
 
社員で接客素養0のこやつ!
 
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本日の主人公。
キッチン社員 水本(25)、自称ネクラ。
 
人と仲良くなるのに2年掛かるという極度の人見知りが、
お客様の前で寿司を握れるようになるのか…?
 
「人と話すのが好きなんですよー」の新人が【レベル1】やったら、
この男たぶん【レベル-5】くらいです。
 
 
“お客様と共有する時間”を経験する事で、どう成長していくのか!
 
3

わたくし しょうたが追います!!!
 

shota

しょうた:
「水本、今度お客様の前で寿司握ってみらん?」

mizumoto

水本:
「いや、いいっす…。」

shota

しょうた:
「そげん言わんで、目の前で握った寿司をお客様が喜んで食べてくれると思ったらワクワクするやろ?」

mizumoto

水本:
「いや、僕人見知りなんで…」

shota

しょうた:
(このガキャーつべこべ言わんとやります!ってスパッと言えんのかね!
人見知りが拒否ゴールドカードか何かと勘違いしとっちゃないとや!ペッ!)
「頑張ったら給料上げちゃーけん(ウソ)俺も隣つくけんやってみよーぜ」

mizumoto

水本:
「うう…わかりました…。けどお客様の方見れないと思います。」


いざ、お客様の前へ!

そんな中ちょうどよいタイミングで知り合いから電話あり
「今度ざうおを使いたいんやけど、イベントとかできる?」と。


キターー!!(*‘∀‘)即答!!


できるよ!握っちゃぁ。てか握らせて!!
 
 

そして、いざ当日!!
 
せっかくなので白衣を着せてー
 
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どんだけ恥ずかしがりやよ!乙女か!!!!

 
5分前。
 
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お茶碗を出したり戻したり意味不明な行動をしだす。
 
緊張してんのかな?
 
6

さぁいざ出陣!!ほら貝を吹け~い!ブホー

 
アナウンスがあり、スタート。
 
7-9
 
おろしてー…ひいてー…

 
俺も隣ついてー、握ってー、 
 
10-12
 
……ほとんど下向きっぱなし…、で…終了。

終始水本に笑顔はなかった…((+_+))
 
 

違う。なんか違う!!

 

お客様に喜んで頂きながら、尚且つ笑顔を共有する事で何か感じてもらう、
となるはずなのに、俺らが行った時にはお客様ももう結構酔っていて
食いつきがいまいちやった。
 
これはタイミング、アナウンスを含めて環境をしっかり作ってやらんと、
水本の心が折れちゃう。
 

1回目は俺が反省しきり…。

リベンジ!!

次どっかできる日ないかなーって予約張ペラペラしとったら、
 
ざうお合同会議・研修会 その後懇親会
(会長、社長、副社長、SP、関東スタッフも来られます)
 

キター!!ここや。
ここで決めたる!!<`~´>


そして当日、宴会場のはじっこに寿司職人ブースをこっそり設けて宴会が始まる。
 
関東から来ていた目黒店の下村料理長と渋谷店の飯田副料理長にも声を掛けて、
司会とも段取りをつけて、完璧!
 
あとは終盤にサプライズ!
 

のはずだったのですが…事件はこの5分後に起こります…。

kaicho

会長:
「これは何をするとや?」

shota

しょうた:
(バ、バレた!!(;’∀’))

「サプライズで寿司を握ろうかと思っています」

kaicho

会長:
「うぉ!それは面白いな!まだせんとか?」(=すぐやれ)

shota

しょうた:
「ハッ、すぐに!!」

 


ヤ・バ・イ、、、段取りが狂う、、


宴会中盤でまだキッチンがバタバタしていて、水本が来れない!!

手に汗握りながら必死にトークで繋ぐ僕。
 
 
よーしいよいよ準備できたみたい!
 

そしてメンバーは白衣に着替え!
 
急いで急いでー!
 
14
 
会長もニコニコ。よかった!
 
アナウンスでしっかり気を引いて、サプライズ寿司職人スタート!!
 
15
16
 
すごい食いつき!!

これはやる方もモチベーション上がります!
 
さすがハーバーハウス!

 
17-18
社長なんて自ら●さび寿司を無理矢・・いえ優しく皆に振舞っていただいてます。
 
 
19-20
そして自分でもそれを召し上がって…悶絶。笑

こういうイベントに社長が誰よりも食いついてくださるって、本当嬉しいです。
しかも楽しそうやし。。

 
24
関東の皆も盛り上げてくれて!(ありがとうー!)

 
そして周りの笑顔に釣られて、人見知りの水本にも…
 
22 
 
前回無かった笑顔が!
 
21
 

これです!
これが「お客様と笑顔を共有する瞬間」なんです!!


この得がたい時間が、飲食で働く上で大きなモチベーションになっていくんですよ!
 


今回の寿司職人は大盛況で終わり、一安心!


shota

しょうた:
「今回はやりよって楽しかったやろ?」

mizumoto

水本:
「はい。こういう感じやったら続けていきたいです!」

shota

しょうた:
「そうかー、いいねー、成長やねー!
もっと笑顔が溢れるようなイベントに出来るよう頑張ろう!」


まとめ
今回、人前に出る事すら出来なかった人見知り社員・水本が
お客様の前で笑顔で寿司を握れるようになり、
しかもまたやりたいと言える程までになりました。

これってものすごく大きな成長だと思いませんか?
なぜこれほど大きく成長する事ができたのか?
それは、お客様と笑顔を共有した時間が体内で化学反応を起こし
ある答えに行き着くからだと思います。
 
自分の作った料理で誰かが笑顔になるのは楽しい・・・
 
こんなシンプルな事なんですが、実体験としてあるかないかで、
仕事に対するモチベーションは本当に変わります。

もう水本は人見知り社員でなくなると思います。

自ら率先してサプライズ寿司職人をやるようになりそれと比例して料理のレベルも上がっていく、
そう確信させるような目をあの日の水本はしていました。

この気持ちを維持していけたなら、水本がどこかで料理長をやる日もそう遠くないのかもしれません。

 
がんばれ!!水本ー。

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