ざうおには竜宮城への入り口が隠されているらしい
※物語はフィクションです。
登場人物
吉田部長 皆のオアシス 夢は一攫千金 |
こんにちは。所沢店の坂本です パティシエ担当 |
あや SNS担当 夢はフォロワーを1万人にすること |
~あな五郎の憂鬱~
坂本:「あやちゃん、ざうおの生簀には竜宮城の入り口があるっていう噂知ってる?」
あや:「何ですかそれ、そんなのあるわけないでしょ何言ってるんですか、もっさん。」
坂本:「夢がないな~。穴子のあな五郎を助けると、夜、枕元にあな五郎がきて竜宮城に行くんだよ。来れるもんならついてきなって言うらしいよ。(笑)
だから穴子は大切にしないと、どれがあな五郎だかわからないからね。
ざうおにはウミガメがいないだろ、鯛や平目、伊勢海老はいるけどね。最近、大きい鯛や伊勢海老がいるのがなんか気になるところなんだけどね…。」
あや:「そんなのウソに決まってますよ~ アハハ!」
なかなか信じないあやちゃんでした…。
~超特大鯛を追え~
坂本:「吉田部長、ざうおの生簀に竜宮城の入り口があるって知ってました?」
吉田:「知らないよ…」
坂本:「吉田部長が店舗開発をしていたのはざうおの生簀に竜宮城の入り口を開かせるためにやっていたという話を小耳に挟んだんですけど。」
吉田:「そうか、そこまで知っているなら話すしかないか。あれはちょうどバブルがはじけたころ、不動産関係の仕事をしていたんだ。
水産関係の取引先と仕事をしているとき、ざうおには竜宮城の入り口があるという噂を聞いて、ふと思った。
竜宮城の玉手箱をもらって来れば一攫千金できるんじゃないか、それでざうおで仕事をを始めたんだ。」
※写真はイメージです
吉田:「そうだな、ざうおで働き始めて、あれはちょうど1年ぐらいたった頃だったかな。
噂に聞いていた竜宮城の入り口は見つからなくて、諦めかけていた。
そしてある日生簀の掃除をしていたら足を滑らせてしまって…。
水の中に入った瞬間だった、いや 少し時間がたっていたかもしれない。
水中にぼんやりと入り口のようなものを見つけたんだ。竜宮城かもしれないと思って必死でそこに向かおうとしたらなんと、溺れていると思われたらしく、他のスタッフに引き上げられてしまった。
それから何度か生簀の様子を見たんだけど入り口はみつからなかったんだよ。」
※写真はイメージです
吉田:「不動産関係の仕事をしていたこともあって、店舗開発を担当するようになった。
竜宮城の入り口はオープンしたざうおに開かれるという情報があったので次々と店舗を開発したのさ。
川口店・所沢店・新宿店・赤坂店・目黒店・渋谷店もう閉店してしまった店舗もあるけどね。」
坂本:「それで、入り口は見つかったんですか?」
吉田:「竜宮城の入り口を見たのは最初の諦めかけた時だけだったよ。
いまだに見つけることはできない。
だけど店舗開発担当から営業部長になったけどね。(笑)」
坂本:「そういうことだったんですね~。もしかしたら諦めかけて前に進もうとする時に入り口は現れるのかもしれませんね。」
竜宮城の入り口は意外と身近なところにあるのかもしれない…
吉田:「忘れていたけど、生簀には上からは見えない、超大鯛がひそんでいるらしく、その魚がかかると生簀の中にひきずりこまれて、竜宮城に連れていかれるという噂もあるよ(笑)」
とやはりオアシスのような風をふかせて去っていく吉田部長でした…
最近、生簀に大鯛がたくさん泳いでいるのはもしかしたら吉田部長の竜宮城探しの一環だったのかも…?
~そして明かされるお魚珍道中 真の目的 果てしない物語~
お魚珍道中を始めてからいろいろな記事を物語風に書かせてもらっていますが、実は私も吉田部長から聞いていた竜宮城のことが気になって仕方なかったのです。
江戸前のハゼ釣りから始まり、福岡で有明海の珍魚ムツゴロウのツバメ返しを習得し
鯛・マグロ・カワハギなどの沖釣り、そして大阪での夢のチヌ釣り。ワカサギ釣りでは弟子もできました(笑)
道中の仲間たちには話していませんでしたが、そろそろ私も話さなければいけないのでしょう。
竜宮城の入り口を探していることを…。
そしてある情報筋から、お魚検定の中に竜宮城の情報があるかもしれないという話を聞き、私は2021年で最後になるお魚検定を受験することを決意しました。
今回は最後ということもあって2級・1級の併願が可能ということでしたので併願でチャレンジしてみました。
そして…
なんと1級合格は叶いませんでしたが、2級に見事合格することが出来ました。
これからはお魚検定2級という肩書と共に竜宮城探しの旅を続けて行こうと思います。
つづく
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