釣船茶屋ざうお

ざうお天神店

長崎五島弾丸ツアー!!牡蠣の生産者様に会いに行く

毎年カキの取引でお世話になっている生産者さんに会いに行ってきました!

その模様をレポートします。


皆様、お久しぶりでございます。

天神店のしょうたです。

毎年天神店では、カキの食べ放題をやっております。手を変え品を変え色んな事に挑戦している訳です。

カキは時期で違う産地の物を加え食べ比べにする事もありますが、基本的にはメインで動かしているのは、長崎県五島産のカキです。

 

今年は例年と違う状況の中、我々が扱うカキについて皆様にも知っていただきたいと思い、日帰り長崎五島弾丸ツアーを計画しました。
片道約5時間日帰りです!泣

ここで今回の旅を共にする登場人物の紹介

天神店店長・矢野:ソラリアのまま魚、ざうおの福重店の店長を経て現在は天神店で奮闘中。
楽な道より茨の道を選ぶ数少ない男。

キッチン社員・しょう:元々カキ小屋の運営はしょうが行っており、今年も満を持して参戦。
三半規管が弱く乗り物酔いの耐性がお子様レベルなのがたまにキズ。写真はすでに酔っています。笑

 

早朝5時、天神店を出発し長崎港を目指します。

 

 

 

長崎港に到着。

ここからジェットフォイルでさらに1時間掛けて上五島を目指します。

 

 

 

途中、下船する港を間違えて離島で孤立しそうになりながらもなんとか到着。長かった。

 

 

 

港で出迎えて頂き、早速カキのイカダを見せて頂くことに。

 

 

 

海上に作業場が浮かんでいるんです。

おーーすごいー!!

 

 

 

ここでカキ小屋やったら絶対におもしろいやろなー

 

 

 

2~9月は岩ガキがシーズンで関東にも出荷をしているそう。

うまそう!

 

 

 

来年の種カキや真カキについても、産地や海域での味や特製の違いまで教えてくださいました。

 

 

 

面白い!!いつまでも見ていられますね。

 

 

 

以前から凄く気になっていて、今回お話を聞かせていただいて、やはり確信した事があるんですが、それは…

実はカキの一番美味しい時期(ここではカキ小屋で良く使われる真カキ)って実は冬じゃないという事と、生食用と加熱用の存在についてです。

お客様のイメージ、僕らも最初の頃はそうでしたが、寒くなってくる11月頃から1月頃って実は真カキの一番美味しい時期から少し外れているんです。

これは我々もこの時期カキを扱うのでなんとなく察していた事なんですが、11月はまだ全国的にも粒が小さいんですね。段々と粒が大きくなってきて、粒の大きさも味も一番良くなるのは3月頃なんですよ。もはや春です。

勿論産地や海域で差が出るのでその理由は後述しますが、生産者の多くはその時期お客様のニーズがもう減少傾向にあるので良い状態で凍結をしたり、加工品として処理するわけです。
我々も過去11月のオープン初期に良い状態で凍結されたカキをガンガン蒸しで提供した事もありました。

勿論味に関してはまだ小さくて塩気も強い生の物より断然こっちのほうが良いと思ったし、お客様にも喜んで貰えると判断したからなのですが、如何せんあまり好評ではなかったんですね。

「生のカキはないの?」「カキ焼きたいんやけど」という声が多く、こちらの想いがあってもそれがお客様のニーズに合っていないなら意味のない事だなと断念したのです。

 

 

 

カキの育成はその海域の水質に大きく左右されます。
語弊を恐れずに言いますと、水質が良くない海域の方が短期間で大きな身をつけやすい傾向がある、そのかわり加熱用として出荷される事が多く、逆に水質の良い海域では大きな身をつけるまでに時間がかかる。
そのかわり生食用として出荷される事が多い。

中にはこの両方を良いとこ取りできている海域もあり、それらの産地も含めて全国のカキマップのような物が専門者の間では認知されているようです。

「カキは良く焼いて食べてくださいね」というアナウンスは、当然全国どこのカキ小屋業態でも行われているでしょう。
保健所からもそのような指導がありますから。

しかしお客様によっては少しレアで召し上がる方がいらっしゃったり、好みの問題も出てくるので強要する事は出来ないわけです。
焼いて食べてもらうという性質上どうしてもそうなる。

その前提でカキ小屋を運営するにあたり、加熱用として区分されるカキは少なくとも私は生食用として区分されるそれよりもお客様にとってリスクが高いと思っているので、扱うカキに生食用を使用する事に拘るわけです。

 

 

 

今年もざうお天神店の中で、カキの食べ放題専門店としてカキ小屋をオープン致しますが、今回の視察や勉強した事を受け、今までよりもっとお客様に喜んで頂けるご提案が増えると思います!

 

11月~1月くらいまでは五島産のカキをメインにしつつも、全国の産地から食べ比べが提案できそうです。
1月くらいからは今年初入荷予定のマル秘プレミアムカキや、
2月くらいからは岩ガキの入荷も予定しています。
3月は、うちで扱う五島産のカキの最も美味しい時期に入ります。

それ以降は真カキはシーズンを終えますが、代わりに岩カキが2月から9月頃までシーズンを迎えます。
なんとなく通年でスタイルの違うカキ小屋業態を提案できるのではないかとワクワクしています。

サイドメニューも常時20種類以上ご用意しておりますので、是非一度お越し頂ければと思います。

お得な情報や最新情報は店舗のインスタグラムでも随時更新していきますので、そちらもよろしくお願いします。

ご来店、お待ちしております!

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