こんちは、天神店のしょうたです。
今回は今まで自分が釣って食べて美味しかったお魚ランキングを発表します。
王道から、意外な魚までどうぞー
第8位
エソ
皆が舌打ちしながら海にポイするやつです。
3枚に降ろして軽く骨切りしたこいつは天ぷらにする事で上品な旨味が際立ち、ホクッとした食感と相まって今までのイメージを覆すものに。
こいつが釣れるとこっそり友人に食べさせますが、今までエソだと当てた者はおらず、皆一様にその美味しさに驚く。
第7位
コシナガマグロ
脂が乗ってる感じではないが、心地よい酸味と程よい旨味のバランスが素晴らしかった。
密かにファンも多く、コシナガ狙いで便立てする遊漁船もある程。
第6位
ヨコスジフエダイ
カライサキと言う人もいる。
こいつの調理法は一択。塩焼きである。
例えるなら脂の程よく乗ったイトヨリ鯛。自分の中では完全に上位互換。
第5位
キジハタ
アコウとも呼ばれる。言わずもがな刺身で良し、煮つけで良し、唐揚げで良しの高級魚。
体表にイカリムシという小枝のような寄生虫がついてる個体が多いので毛抜きなどで除去されたし。
第4位
春のヒラマサ
春の個体が産卵の時期もあって一番脂がのっていると思います。
適正な処理を施し、熟成の工程を経て食べるヒラマサの味は、カンパチのそれとはまた一味違う。
青物の類は、特に船上での処理もその後の味にけっこう影響するので留意されたし。
当ブログの『しょうたのデッドオアアライヴ釣行記 ~活魚の処理を考える~』の記事に詳しく説明してあります。
さぁ~盛り上がってまいりました!!
いよいよベスト3の発表です。
第3位 同率!
春の真鯛&梅雨イサキ
真鯛に関しては、もう多くの説明はいらないと思います。
ひとつ申し上げるなら同じ船で同じ海域で同じ時間帯で釣って、処理まで同じ条件でもその味に大きく個体差があります。
見た目は美味しそうなのに卸してみると身に張りがなくいまいち見た目が悪いが、卸すと手に脂がつくほどのバリバリの個体が混ざる不思議。
個人的には鯛の骨で出汁をとってからのしゃぶしゃぶが一番好き。
そしてイサキ。
産卵前の荒食いをする脂の乗った個体を時期に準えて梅雨イサキと読んだりしますが、もう明確に梅雨というわけではないような気がしてます。
イサキは何といってもその皮目、厳密に言えば皮下脂肪に旨さの真髄がある。
軽く目の細かい塩を振る、皮目だけを炭火で炙る、滲みでるように滴る脂が炭に落ち上がる煙に燻されほんの少し炭の香りを纏う、パリッとした皮の食感の後に甘味にも似た旨味がくる。あー想像しただけでよだれが。。
第2位!
寒ブリ
これほど旨い時期とそうでない時期で味に差がある魚も珍しいと思う。
青物の中でも身質は柔らかく独特の食感ですが、全盛期のこいつはもう何にしても旨い。
特に辛味大根と塩で食べる軽く炙った寒ブリの握りは絶品。
ただふたつ弱点が、ひとつはブリ糸状線虫の存在。部位によっては大きく廃棄しないといけないあの無念さといったら…。
もうひとつは変色のスピードが他の魚より速い事。
身が空気に触れている状態だと半日たたずに血合い部分から変色が始まる個体もある。
虫問題の解消、変色の緩和、通年で同じ品質を実現させた養殖ぶりが、ここ数年で急激にスーパーや飲食などに普及した要因でもある。
そしていよいよ栄えある第1位の発表です。
ドュルルルルルルル・・・・ドン!
第1位 ヤイト鰹
スマ鰹ともいう。このラグビーボールみたいな体高…圧倒的です。
他の追随を許さない圧倒的な旨さ。
脂の乗り、質、旨味、香り、酸味、非の打ちどころがなかったです。
口に入れた瞬間笑ってしまいました。一緒に食べた友人達もただ笑うだけ。
本当に旨い魚を食べると人は言葉が出ないんです。衝撃でした。
この後また食べたくて釣りに行ったり、市場まで買いに行ったりしましたがそのどれもこの個体には遠く及びませんでした。
オンリーワンの個体だったんです。
1年半前のあの感動は今でも忘れられないです。
あ~またいつか出会いたい。心からそう思わせてくれる魚でした。
釣りにはまったからこそ、出会った。
釣りにはまったからこそ、美味しさに気付いた。
どの魚も心からそう思わせてくれる魚達で、改めて九州の海に感謝、そしてそのきっかけをくれたこの会社に感謝です。
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