釣船茶屋ざうお

小野本部長

活き〆!黒瀬ぶりを求めて!!

皆様、黒瀬ぶりってご存知ですか?

九州の南に位置する志布志湾と日向灘に面した延岡の漁協で飼育されており、身が締まっていて程よい脂のりの肉質と、歯ごたえ・味・風味が抜群によく、退色しにくい血合いが特徴です。

EPAという健康成分も多く含まれており、動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞を予防したり中性脂肪を減らし血液をサラサラにするなどの効果が医学的に認められています。

 

 

 

一般の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、九州の店舗やざうお難波本店でも使用しており、

こんな感じでパックになって店舗に納品されています。

 

 

 

今回はいつもお世話になっているニッスイグループの、宮崎県串間市にある黒瀬水産様に伺いました!

 

 

 

黒瀬水産株式会社 食品部開発課課長の串田さん、係長の久保田さんにお世話になりました。

 

 

 

黒瀬ぶりの稚魚は『もじゃこ』と言い、もじゃこの時期は陸地やテトラポットに囲まれた波が穏やかな漁場で1年程飼育されます。

 

 

 

1~2年経った若ぶりは陸地から遠く離れた潮の流れが速い沖合で、自然に近い状態で育てられます。

沖合の生け簀に連れて行ってもらいました。かなりの沖合にあります。

沖合に設置することで酸素を大量に含んだ海水が入り込み、成長期のぶりに適した飼育環境が得られます。

 

 

 

生簀の大きさは縦横10メートル×深さ8メートル。

給餌や作業時に浮上させ、それ以外は水中に沈める浮沈式になっています。

海中に沈めることで時化や直射日光などの被害を回避でき、ストレスを軽減することができます。

 

 

 

そして大きくなったぶりを出荷する、出荷専用漁場が今回訪れた串間漁場です。

なんと年間約150万尾を出荷しているそう!すごい!!

毎朝出荷専用の船で水揚げし、船上の機械で活き締めし、船倉内の氷水で急速に冷却されます。

陸まで運んだ後に締めるのとは違い、鮮度が保たれるのです。

 

 

 

水揚げされた黒瀬ぶりは湾に隣接した加工場ですぐに切り身や三枚おろしに加工されます。
このスピードが新鮮さを保つんですね。

工場にもお邪魔しました。

工場では第一工程から第三工程に分けられています。

 

 

 

第一工程。まずはフィレに加工。

 

 

 

第二工程はトリミング。熟練の技です。

 

 

 

こちらには皮を剥ぐ機械が。すごい。こんなことも機械で出来るんですね。

 

 

 

第三工程では計量し、いよいよ出荷です。

 

 

 

安心安全の確保の為に、独自の検査品質管理システムで運営されていました。

 

 

 

ぶりは冬のイメージですが、黒瀬水産さんでは夏でも旨い「黒瀬の若ぶり」を販売しています。

若ぶりはニッスイ大分海洋研究センターと総合研究センターの共同研究により開発され、夏場でも変わらない良質のぶりを供給できるようになりました。

 

 

 

渋谷店で試食させてもらいました。

皆美味しいと絶賛♪

 

 

 

今回もとても勉強になりました。

お世話になった皆様ありがとうございました!!

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