釣船茶屋ざうお

ざうお天神店

Z・F・C ざうおフィッシングクラブ2018前編

―玄界灘でタイラバフィッシング―

前回不発に終わったタイラバ。今回リベンジなるか!?


こんちは、天神店のしょうたです。

 

今回で第3回を迎えるZ・F・C。

主将である社長から待ちに待った号令がかかり釣行日は4月26日に決定しました。
社長!ありがとうございます。

 

前回の釣行で本命の鯛を釣ったのは

落ち武者さん一人だけ。

 

 

 

あ、あと小野兄さんもレンコか何か釣ったかな。

 

前回の僕は正直タイラバ釣りを舐めてました。勉強不足でした。

魚探のついた船でベテランの船長がポイントに連れて行ってくれて指示が出れば
タイラバを落として巻いたら釣れるイージーな釣り。
ゲーム性の低い釣りだと思っていました。

その結果が前回の釣果ゼロだったのを真摯に受け止め今回猛勉強して、実釣まで終えてみれば釣り方はたしかにシンプル。

だがシンプルだからこそ、ほんの少しの違いで釣果に差が出る非常に繊細で奥の深い釣りだという事に気がついてしまったのです。

 

前編ではタイラバフィッシングがどういうものなのか、いかに難しく楽しいものなのかを僕なりにご紹介したいと思います。

 

福岡でタイラバといえば、大体壱岐沖か七里ケ曽根に行く事になると思います。

水深は80-100mといったところで落として巻くバーチカルな釣りであるタイラバフィッシングには、手返しの良さからスピニングではなくベイトタックルが主流です。

メインラインはPE1号にリーダー16ポンドで3mくらいがスタンダードのようです

(実釣時同船者が80クラスを釣り上げていましたが問題なさげでした。)

 

船によってドテラ流しをするのかパラ(パラシュートアンカー)を打つのかがあるようです。
攻略のしかたが変わると思いますが、ここでは割愛。

 

 

そしてタイラバ。

4つの部位からできていて福岡では80g、100gが主流。

ヘッドのカラー、スカート、ネクタイのバリエーションは多く組み合わせはめちゃめちゃある。
逆にわからなくなりますよね。

 

疑似餌を使った釣りにおいて魚をゲットする為の大切な要素。
それはスピード、レンジ、アクション、場合によってカラー。

スピードは春と秋で反応に違いがあるようです、興味深いですよね。
僕達が行く春はゆっくり目が良いようです。

そしてレンジ。基本ボトム付近から10m

そしてアクション。ここをネクタイというパーツが担うのかなと思ってます。

 

 

 

ストレートタイプ

 

 

 

カーリータイプ

 

 

 

セロハンタイプ

 

さらに長い、短いでもかわってくるでしょうね。

 

 

そしてもうひとつ大事な要素を調べている時に発見したんです。

それは鯛は水中でどういう動きをしているんだろうと調べている時の事。

運良く○ーチューブに載っていた動画でタイラバに鯛が水中でどのような反応をしているのかをカメラで撮影していたものがあったんですが、、、

① タイラバのフォール中にも鯛は反応し、追いかけている。
② バイトする時はネクタイの端からガジガジ食べている
③ 追いかけていても途中で見切ってぷいって離れる事がある

この3つから得られた情報は

 

・フォール中にもバイトしてくる可能性があるので気を抜いてはいけないという事
・バイトがあってもまだフックにかかってない可能性があるので即あわせをいれてはいけないという事
・鯛は目でみて確認してから食べているのでスピード、アクション、レンジがマッチしてないと見切ってくるという事
・タイラバが着底したらすぐ巻き出さないとフォール時に反応していた鯛は違和感を感じ離れてしまうという事

非常に大きな収穫です。
海の中での鯛の動きが映像で見れた事で頭の中のイメージがかなり鮮明になりました。

 

あとは道具を準備しながらイメージを膨らませる

 

ヘッドもキレイに洗って整理

 

 

 

きちんと足りないパーツは補充

 

 

 

リールのラインも巻きなおして

 

 

 

リーダーもきちんと結束

 

 

 

ロッドもきれいにふきあげてー

 

 

 

あっ!ガイドスレッドにクラックが入っとる!

これは小野兄さんに渡してー

 

 

 

道具は準備ばっちり。

 

 

 

昔釣りの師匠に言われた事を思い出しました。

海で竿を垂らすだけが釣りじゃないんだよって。
この準備の段階から釣りははじまっているんですね。

大海原で悠々と泳ぐ魚。
そいつにどうルアーを見せ、食わせまでもっていくか、食わせてからのやりとりは?

ごり巻きのパワーファイトか、ドラグを駆使しての柔軟なファイトか、苦労しながらやがて水面に見えてくる魚体に興奮する自分タモが入り、太陽に照らされ煌く魚を前に言葉をなくす・・・・

そのイメージを現実にする為にターゲットの魚について納得いくまで調べあれこれ考えながら道具に触れているこの時間は、雑多な日々から開放され、自分の中ではもう始まっている釣りに集中できる実釣時とはまた違う得がたいものなんです。

 


(写真は前回のもの)

余談ですが、主将である社長は、一人乗り合い船に乗り込み上級者の方に教えを請うたりしながら経験をつまれていたそうです。

→普通びびって誰も知り合いがいない船にいきなり乗れません

 

そして年齢を重ねると人に教えを請う事に臆病になる人が多い中でそれをできる。
その行動力と真摯な姿勢に僕は感銘を受けました。

 

 

 


(写真は前回のもの)


さらに余談ですが、ZFCで社長は連れ合いの未経験者(副社長だったり、お知り合いの方だったり)に必ず釣果を出させています。

→人に釣らせるのは自分が釣る何倍も難しいんです。それだけレクチャーのレベルが高いという事です。

 

釣りを拙いながらも多少やっているとその凄さがわかる。
他のペラペラ部員共はこの凄さがわかってないんですよ!まったく。

あっ、話がそれました。

 

 

 

では次回の後編は

主将は食わせ方にもこだわる!?
しょうたのイメトレが現実に!?
ペラペラ部員共がまさかの!?

笑いあり涙ありの実釣編です。おたのしみにー

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