釣船茶屋ざうお

ざうお天神店

しょうたの『オフショア釣り人応援プロジェクト』への道

しょうたの想いが詰まったこのプロジェクト。

構想から形になるまでの半年間を追います。

 


こんちは、天神店のしょうたです。

天神店のブログを読んでくださっている皆様は御存知でしょうが、私はこのブログをきっかけに釣りバカになりました。

おかっぱりシーバスから始まり、気がつけばオフショアでライトジギングからヒラマサキャスティングまでどっぷり。

 

 

 

そんなある日ふっと思ったわけです。

釣り人からすれば満足度120%のこんな釣果ですが、僕は店に持ち帰って処理したりお客様にご提供するという事ができますが、一般の方はどうされているんだろう?

釣り人の皆さんの意見を聞いて、釣り人とうちのお店が相互的に盛り上がる新しいプロジェクトを行うことが出来ないか。

という疑問から乗り合い時に他の釣り人にヒアリングを開始したわけです。

 

 

 

ある時は

しょうた:「今日大漁じゃないですか!ところでこの魚はいつもどうされてるんですか?」

釣り人Aさん:「もちろん家で食べよるけど、食べきらん分は近所に配ったりしよんやけども、そのまま持っていったら嫌がられるけんねー。小さいのはリリースやけど、良いサイズはやっぱ持って帰りたいもんねー。家に着いてからどうしよーってなるんよ。」

 

またある時は

しょうた:「家の台所でやるのは大変じゃないですか?」

釣り人Bさん:「それ!台所狭いし、汚れるけん嫁さん嫌がるんよ。家族に食べさせて、お父さんすごいとか子供に言われたかろーが?スーパーの○○は処理してくれるんやけど、翌日渡しなんよ。でもその日に食べたいけんねー」

 

またまたある時は

しょうた:「船代もけっこうバカにならんでしょ?どうされてるんですか?」

釣り人Cさん:「そりゃーあれよ。周りの釣り好きも財布は握られとる奴ばっかやけん、そんなしょっちゅう乗れんよね。俺ら会社員は土日休みやけん、少ない小遣いから月1くらいやない?乗れて2回かなー。家族との時間もとらな乗らして貰えんくなるがー。笑」

 

と、三ヶ月に渡りヒアリングをし続けた結果…

① 釣った魚を買い取ってくれる所があったら、潜在的な需要は相当ある

② 釣った魚の下処理を、その日に電話して即日渡しで対応してくれる所にもかなりの需要がある

③ 会社や仲間内でのチャーター便などで釣った魚で、そのまま皆で宴会をしながらワイワイやりたい
調理と場所を提供してくれる所を捜している人も意外と多い

この三本柱を軸にプロジェクトを進めて行こうと決めました。

 

②はそんなに難しくはない。

当日対応は可能。魚の量によって料金設定すれば良いし、その中から魚をもらえるなら少し割引しても良いかも。

 

③も充分可能。

お店の食材も使ってお任せのコース仕立てで料金設定をすれば良い。

大変なのは当日に連絡があって持って来てもらってからクーラーボックスの魚を下処理するところからなので、かなり時間との戦いになりそう。

 

難しいのは①。個人とお店での領収書の出ない金銭のやり取りは会社の経理上問題が出る。

何より魚の保護という観点からもその条件(サイズだったり)はかなり明確に慎重に設定しないといけない。

特に根魚とかは育つの遅いし、釣りきってしまうともう終わりですからね。

 

 

 

ここで小野本部長に相談をしてみる。

しょうた:「こうこうでこういうプロジェクトを立ち上げてみようと思うんですが…」

小野兄さん:「おー、いいやん。面白そうやん。けど現金での買い取りは問題が出てくるやろーね」

しょうた:「けど僕の三ヶ月のヒアリング調査では間違いなくこの買取りプランに需要があると確信してるんですよ。

魚の保護についてもよく考えなければいけないので条件は明確に打ち出さないといけないとは思うんですが、相場より安く魚が買えるならお店にもメリットがあるし、釣り人も次の船代にできるし、winwinやと思うんです。」

小野兄さん:「言いたい事はわかるけど、もしこの施策がうまく行った時に横の広がり、系列の店舗でもやるってなった時の事を俺は考えるし、そうしたいんよね。そうなったら買い取りには現状目利きが入るんやろ?そこの基準ですらうちのアルバイトクルーでもできるようなものになっていかないかんし、領収書の出ない金銭のやり取りは経理上認められんよ。」

しょうた:「(…うーん。悔しいけど何も言えない。くそー)わかりました。では金銭のやり取りはしない方向で進めてみていいですか?」

小野兄さん:「それはいいよー。興味あるけん進捗報告してー」

 

という訳で釣り人の皆様申し訳ございません!

このプロジェクトの目玉と位置づけていた現金での買い取りプランは挫折しました…

という事で釣った魚はざうお天神店で使えるポイントに交換するシステムに変更しました。

 

打ち合わせを重ねながらPOPを作成してもらいました。

ひとつずつ説明を。

 

プラン① 釣った魚をポイントに交換プラン

釣った魚をざうお天神店で使えるポイントに交換。

交換対象の魚種やその時のポイントについてはざうお天神店のフェイスブックで随時更新する事にしました。

このポイントカードはざうおの既存の物よりも条件をかなりゆるくしています。

 

【メリット1】貯まりやすい
このポイントカードは100ポイントで1つ捺印され、ポイントがお会計時に円に換算されます。
例えば交換魚種がヒラマサ500P/kgの時期に10kgのヒラマサを交換だとあっという間に5000ポイントたまります。

お会計時に5000円分の割引になります。

 

【メリット2】その場で使える
捺印が埋まらないと使えないなんてありません。当日から有効なのでポイント交換ののちお食事にて使いたい分を使えます。

貯まりやすいポイントカードで家族とのお食事の際に使っていただければ、お会計が安くなった分、次回の船代の交渉材料にならないですかね?
目線はあくまでオフショアやりたい釣り人です。笑

 

プラン② 面倒な下処理やりますプラン

ここは魚の量で変動するので詳しくはお問い合わせください。
大体ブリ3本くらいの量なら3,000円程でお受けしたいと考えてます。

そのかわりに「これは刺身用にサクにして皮まで引いて」「これは煮付用に霜降りして掃除までやって」etc…
最大限リクエストに応じます。クーラーボックスもキチンと洗い保冷までかけてお返しします。
釣った魚を分けてもらえるならもちろん割引もしますよ。

家の台所を一切汚さずに自分の釣った魚を家族や仲間に振舞って「美味しい」「すごい」の賞賛の言葉を浴びながらドヤ顔してやりましょう。

 

プラン③ 釣った魚でワイワイ宴会プラン

職場や仲間内での楽しい釣行後。

釣りを楽しんだ後は自分達の釣った魚料理でさらにワイワイ
「この鯛は俺が釣ったやつやけん、うまかー」
「いやいや、そげなサイズはリリースやろー」
「俺の釣ったこのアコウの煮付け食べてん?」
「おー、旨いねーやっぱ自分達で釣った魚は違うやんね!」
「そげんこつー」「ガハハハハハハ!!!」

こういう宴会ではこんなやり取りこそ醍醐味です。

実はこのプロジェクトを進めている中で(まだ発表していない時点で)何件か問い合わせを受けた事がありました
「釣った魚でざうおさんで宴会できんかいな?」
「今から持っていって魚ばらしてもらえる?」
もちろん僕がいればお受けするので、ご来店された時にお話をさせていただくと、皆さん一様におっしゃるのが
「何件も問い合わせたんよ。けどどこも断られるんよ。ざうお天神店さんが受けてくれて助かったよ」

 

確かにそうかもしれません。この3つのプランはいずれも当日対応を前提にしていますが、通常の営業の中でこれをやるのは普通の飲食店では無理だと思います。

その労力に見合う利幅がとれるのかという所も難しくしている大きな要因のひとつでしょう。

だからこそ!!

やる価値があると僕は思います。

何より同じ趣味を持つお客様とクーラーボックスの魚を見ながら釣りの話しをするのが楽しいし、それで繋がったお客様と一緒にジギングに行った事もあります。笑
そうやって人と繋がっていくのもいいもんです。

 

とにかく構想から約半年をかけて形にした
『オフショア釣り人応援プロジェクト』ようやく発進です!

あっ、ざうおでも天神店だけですよ。しかも僕がいる時だけですよ。
是非釣りに行く際はご利用ください!宜しくお願いします!

 

※ゴールデンウィークなどは難しい場合もありますので事前にお問い合わせください。

 

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